カリスマ経営者の教え その1

本当に運がいい人生を送っていると思う。

普通だったら出会えない人にたくさん出会って、多くの教えをもらい、

普通だったら体験できないような体験を数多くしてきた。


中でも20代後半から30代前半で、あるカリスマ経営者の元で金庫番をやらせてもらったときに学んだことは一生の宝だといっていいだろう。若いうちに、「成功できる経営の生の現場」を体験できたのだから。


社長から教えてもらったことは、山ほどある。自分自身、とても崇拝するこの経営者の教えを私なりに体系立てて、このブログで、共有していきたいと思う。


まずは、今回、「その1」を書く。

当たり前のことだが、経営は一人ではできない。例えば、一人社長の会社だとしても、全てを一人でまかなうことはムリだ。少なくとも外部の業者さんの協力なくしては成り立たない。ただ、なかなか真の意味で理解している人は少ないと思う。起業するなら、本当に深く自覚してから始めるべきだ。


起業して社長になると、すぐに外注先の業者をアゴで使おうとする人がいる。すごくムリをさせたり、とても割にあわない価格までゴリゴリと安く値切ったり。そもそも「使う」という言葉も、気持ちも持ってはならないと思う。


「下請け業者」という表現もダメだ。

社長の前で、「下請け業者」という言葉を使うと、ひどく叱られた。「協力業者」さんである。協力業者さんがいなければ、商売は成り立たないのだから。逆にいえば、協力業者さんのチカラによって会社はどんどんと発展するのである。


言葉だけではなく、実践していた。日頃から感謝の言葉を欠かさないのはもちろんだ。それ以外に、1年に1回、協力業者さんを集めて、有名ホテルの大会場を借り切って大接待をしていた。その日は社員総出で、準備をしてお酌をする。最大限に感謝を表す。こんな会社が発展しないわけがない。協力業者さんがどんどんと仕事の紹介、人脈の紹介などをしてくれるのは、言うまでもない。


中野 裕哲 - Hiroaki Nakano        - オフィシャルブログ