安藤百福からの学び
歴史はわれわれに、いつも多くの教訓を与えてくれる。
経営だって同じだ。
今、生きているコンサルタントや先輩経営者から学ぶことも多いかもしれないが、
歴史上の名経営者が、どのように考えて、どのように行動したかを研究するのも、
自分の経営判断を磨くうえで大きなプラスとなる。
先日、Fm yokohamaに生出演した帰り、
みなとみらいの「カップヌードルミュージアム」に足を運んだ。
佐藤可士和がデザインしたおしゃれな空間やロゴ、展示に目を奪われる。
自分だけのオリジナルカップヌードルを作ることができるという遊びも楽しいが、
学びも多い空間だ。
カップヌードルやチキンラーメンといえば、起業家の大大大先輩、安藤百福の発明。
展示から、彼の発明や経営の歴史を学ぶことができた。
数回にわたって、レポートしたいと思う。
(1)
「どんなに優れた思いつきでも、時代が求めていなければ、
人の役に立つことはできない」
全く、このとおりだ。
起業家が陥りやすいプロダクトアウト。
買うのはお客様なのだから、マーケットインでなければならない。
仮にターゲットやニーズを外していなくても、
早すぎてもダメ、遅すぎてもダメということもあるだろう。
10年先をいくような感じで、早すぎれば、キャッシュにならない間に起業家は力尽きるし、
出遅れて遅すぎれば、ライバルの起業家や大手企業が、とっくに手がけていて勝つことはできない。
常に世間や時代に対して、アンテナを張っていることが必要なのだ。
0コメント