カリスマ経営者の教え その3

自分は本当に運がいい。

いろいろなスゴイ経営者の元で修業時代を送ってきた。


新卒で入社した会社の社長もそうだ。

業界のドンでもある有名な社長。

何千人もいる会社の社長だから、新入社員である私が直接、話をする機会など当然、ない。

まさに雲の上の存在だ。

ただ、少しでもその社長から学び、吸収できることはないかと考えていた。


ある日、トイレにいき、用を足していると、なんと社長が入ってきた。

「お疲れさまです!!!!」と大きな声であいさつをすると、

「おぅ、お疲れさま」と答えてくれる。


私のとなりで用を足し始める。

新入社員と社長。2人きりの時間となる。

かなりの迫力と圧迫感。トイレでもすごいオーラなのだ。


また数ヶ月後、偶然にもトイレで隣になる。

それからも数ヶ月に1度くらいはトイレで隣になった。


あるとき、「あっ」と思った。ふと気がついたのだ。

社長は5コほどある小便器の、必ず真ん中を使うということに。


それから、社長の行動を徹底的に研究していろいろなことを発見した。

廊下も必ず、堂々と真ん中を歩くことも。


本人は意識していないのかもしれないが、

社長たる者、必ず、堂々と中心にいるものなんだなぁと。


それからというもの、自分も必ず真ん中の小便器を使っている(笑


起業して社長になるのだったら、まずは遠慮せずに、どこでも堂々と中央に。

自然と人の中心にいるようになっていたいものだ。

中野 裕哲 - Hiroaki Nakano        - オフィシャルブログ