ただアイスクリームが食べたいだけ
「起業支援を着実に続けている中野さんのモチベーションの維持方法は、どんなことですか?」という質問を受けた。
ちょっと拍子抜けかもしれないけど、正直、「方法」というのは持ち合わせていない。
単純に「やりたいことだからやっている」。それだけだ。
例えば、アイスクリームが大好きな人がいて、「仕事が終わって、家に帰ってきて、アイスクリームを食べるのが幸せだ♪」という人がいたとする。
その人がアイスクリームを食べるために、どんなモチベーション維持が必要かと問えば、ただ単に、「大好きだから毎日食べたいだけ♪」というに決まっている。
つまりは、やりたい仕事、大好きな仕事を選んでいるか、だけだ。
ただ、これが生活のためだったら、どうだろうか?
例えば、アイスクリームを1個食べたら、500円もらえるとしよう。
生活のためだからガマンして、お腹が痛くなりながら、毎日、5個ずつ食べていたら、きっと、アイスクリームが大嫌いになるはず。
とりあえず起業しても、自分のしたいことの方向性が定まらずに、生活のため、お金のために、苦しみながら、あっちこっちの仕事をつまみ食いする人もいるが、これは、ある意味では不幸だ。
もしくは、本人が意識しているかどうかに別として、「この資格を持っているから、この仕事をしなければならない」とか「この経験を活かすことを前提にすると、この方向性しかない」という縛られ方だったら、それもまた、苦しくなると思う。
「いま、どんなビジネスが儲かりますか?」とか、「儲かりそうだから、とりあえずやってみようかなぁ」とかも同じだ。
それがやりたい仕事だったら良いのだが、自分だったら、やりたくもない仕事だったら、生活のためだろうと絶対にしない。仕事で良い成果を出せるかどうかは、「本当にやりたいこと」かどうかという「軸」があればこそだからだ。
これは、一緒にやるメンバーも、一緒に働く社員も同じこと。
「志」を同じくする人がどうか「だけ」が大事なのだ。
私は、「起業支援」という志をもっている方とは
同業者だろうと、なんだろうと一緒にやりたいと思っている。
そこには、お互いにモチベーション維持なんてことはない。楽しいから、ワクワクするから、やりたいから、一緒にやるだけだ。そこには計算も打算もない。
「好きこそものの上手なれ」
この言葉を意識しながら、誰よりも大好きな仕事なのだという自負をもとに起業支援に邁進していきたい。
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